2018年10月13日(土)朝9時、家族4人で石徹白川の上流へ。外気温9度!?
白山中居神社から石徹白大杉方面へ向かう林道の途中に、
第一堰堤と呼ばれる巨大なコンクリートの壁があります。
その対岸にて、毎年、「人工産卵床」を
石徹白漁協http://www.itoshiro.jp/ や釣り人の皆さんが、
岐阜県水産研究所の協力も得て整備されています。
私達は今回、初参加で何のために、何をどのようにするのか。
チンプンカンプンでした。
でも、最初に水産研究所の岸先生からレクチャーがあり、
ぐぐっとその意味を理解できました。
お馴染み!?先生の手作りスライドがくるくると回転して、
1歳・5歳の子ども達も興味深く観ていたことも印象的です。
日本列島の中でもこうした取り組みをしているのは、
5か所だけとのこと。
そのうち3ヶ所が岐阜県に集中していて、
石徹白川もその一つと聴いて驚きました。
さていよいよ対岸の現場へ渡ります。
子どもは父母が一人ずつ抱えて、
道具は漁協の方が手伝ってくださいました。
参加者は全体で20人ぐらい。
いつもの半分以下だそうですが、
もともと9月30日(日)に予定されていたのが、
豪雨や台風の影響で延期になり、
ようやく本日の実施でしたから仕方がないかもしれません。
岐阜県内だけでなく、静岡や神戸といったナンバーの車もあったので、
かなり遠方からもいらっしゃっていたと想像しています。
いつもより秋が深まっている時期なので、
既に産卵が始まっている場所もあり、
事前に区画されていました。
私たち以外はほとんど経験者なのか、
みなさん、テキパキと動かれていました。
まずは溜まった葉っぱや泥に、小石などを取り除く作業。
スコップや鍬のようなジョレンで陸へすくい上げていきます。
けっこー重労働。
かなり大量なので、山水をホースで吹っ飛ばす作戦も。
これがかなり重労働。
中腰が続いたり、長靴には水が入ってくるし。
でも、皆さんと一緒に協力していると、
なんだか楽しくなってくるから不思議。笑
下流の産卵した場所に土砂がかぶってしまわないように、
水中ポンプで引き上げる仕組みもありました。
川底がきれいになったら、
大きな石でせき止めて、中くらいの石をいれて、
最後に小石で仕上げます。
産卵床はただ流れがあるだけでなく、
適切な深さや場所があってこそ効果があるそうで。
できあがってみると、確かにここなら産めそうという雰囲気が。
魚たちに感想を聴いてみたくなりました。
2008年のレポートもありました。
http://www.itoshiro.jp/event08/rpt08_02.html
完成後の保護区は紐やテープが張ってあります。(泥水になっていますが、作業後は澄みきった湧き水が流れている場所です)
毎年、みなさんが苦労されていることで、
作業後のBBQも楽しみだと伺いました。
私達は午後、別件があったので中途半端で申し訳ありませんでしたが、
お昼前に失礼。
また来年、ぜひ参加したいと思いました。
そして、さらに多くの方が一緒に作業したら楽しいし、
産卵床で新しいご縁も産まれるのでは!?
当日、丁寧に説明や作業を一緒にしてくださって皆様。
子ども達も楽しかったようです。
ありがとうございました。
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