石徹白Life297日目【人工産卵床】

2018-10-15

181013集合写真ー人工産卵床ー石徹白漁協

2018年10月13日(土)朝9時、家族4人で石徹白川の上流へ。外気温9度!?

181013気温9度ー人工産卵床ー石徹白漁協

白山中居神社から石徹白大杉方面へ向かう林道の途中に、

第一堰堤と呼ばれる巨大なコンクリートの壁があります。

その対岸にて、毎年、「人工産卵床」を

石徹白漁協http://www.itoshiro.jp/ や釣り人の皆さんが、

岐阜県水産研究所の協力も得て整備されています。

私達は今回、初参加で何のために、何をどのようにするのか。

チンプンカンプンでした。

でも、最初に水産研究所の岸先生からレクチャーがあり、

ぐぐっとその意味を理解できました。

181013作業概要と意味の説明(岸先生)ー人工産卵床ー石徹白漁協

お馴染み!?先生の手作りスライドがくるくると回転して、

1歳・5歳の子ども達も興味深く観ていたことも印象的です。

181013岸先生の手作りスライド(岩魚)ー人工産卵床ー石徹白漁協

日本列島の中でもこうした取り組みをしているのは、

5か所だけとのこと。

そのうち3ヶ所が岐阜県に集中していて、

石徹白川もその一つと聴いて驚きました。

さていよいよ対岸の現場へ渡ります。

子どもは父母が一人ずつ抱えて、

道具は漁協の方が手伝ってくださいました。

181013第一堰堤の対岸ー人工産卵床ー石徹白漁協

参加者は全体で20人ぐらい。

いつもの半分以下だそうですが、

もともと9月30日(日)に予定されていたのが、

豪雨や台風の影響で延期になり、

ようやく本日の実施でしたから仕方がないかもしれません。

岐阜県内だけでなく、静岡や神戸といったナンバーの車もあったので、

かなり遠方からもいらっしゃっていたと想像しています。

いつもより秋が深まっている時期なので、

既に産卵が始まっている場所もあり、

事前に区画されていました。

私たち以外はほとんど経験者なのか、

みなさん、テキパキと動かれていました。

まずは溜まった葉っぱや泥に、小石などを取り除く作業。

181013砂利を集めるー人工産卵床ー石徹白漁協

スコップや鍬のようなジョレンで陸へすくい上げていきます。

181013砂利を集める2ー人工産卵床ー石徹白漁協

けっこー重労働。

181013落ち葉や泥を手作業で除去ー人工産卵床ー石徹白漁協

かなり大量なので、山水をホースで吹っ飛ばす作戦も。

181013落ち葉や泥を放水ホースで除去ー人工産卵床ー石徹白漁協

これがかなり重労働。

中腰が続いたり、長靴には水が入ってくるし。

でも、皆さんと一緒に協力していると、

なんだか楽しくなってくるから不思議。笑

下流の産卵した場所に土砂がかぶってしまわないように、

水中ポンプで引き上げる仕組みもありました。

川底がきれいになったら、

大きな石でせき止めて、中くらいの石をいれて、

最後に小石で仕上げます。

181013砂や石を粒にあわせて投入ー人工産卵床ー石徹白漁協

産卵床はただ流れがあるだけでなく、

適切な深さや場所があってこそ効果があるそうで。

できあがってみると、確かにここなら産めそうという雰囲気が。

181013作業後の完成した流れー人工産卵床ー石徹白漁協

魚たちに感想を聴いてみたくなりました。

2008年のレポートもありました。
http://www.itoshiro.jp/event08/rpt08_02.html

181013完成後に保護するテープ張りー人工産卵床ー石徹白漁協

完成後の保護区は紐やテープが張ってあります。(泥水になっていますが、作業後は澄みきった湧き水が流れている場所です)

毎年、みなさんが苦労されていることで、

作業後のBBQも楽しみだと伺いました。

私達は午後、別件があったので中途半端で申し訳ありませんでしたが、

お昼前に失礼。

また来年、ぜひ参加したいと思いました。

そして、さらに多くの方が一緒に作業したら楽しいし、

産卵床で新しいご縁も産まれるのでは!?

当日、丁寧に説明や作業を一緒にしてくださって皆様。

子ども達も楽しかったようです。

ありがとうございました。

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