今回美濃禅定道の視察に向かったのは、
だいちゃん(左)、たかと(中)、かな(右)の3人。
だいちゃん以外は初めての白山で、
だいちゃんも美濃禅定道〜白山〜大白川ははじめての道のり。
さあ、どんな旅路になることでしょう。
朝5:30に石徹白登山口を出発。
「大杉、おはよう〜。」
これまでで一番早起きのあいさつです。
大杉から銚子ヶ峰までは、
清掃登山などで通るいとしろでは馴染みの道。
早朝の涼しい時間にどんどん高度をあげていきます。
いとしろの集落も見えてきました。
青空がひろがる気持ちのいい景色!
こう見ると、いとしろはほんとにちっちゃな集落ですね。
神鳩小屋で一息。
地図を広げて行程をサクッと確認。
「三の峰まででだいたい半分。
銚子ヶ峰までは足慣らしやな。」
はいよはいよ、先をいそぎますよー。
母御石でだいちゃんとたかとの
さわやかショット。
気持ちのさわやかピークはここだったかも?
銚子ヶ峰が見えてきました。
郡上最高峰、到着。
銚子ヶ峰から先に目をやれば、この絶景。
美しくもあり、かっこよくもあり、でも足を動かさねば。
さあ、こっから〜!次は「一の峰」に向かいます。
これが、笠場湿原かー!(右手)
地図の中の文字が、景色になって再登場。
「一の峰」の手間には実はピークがいくつもある。
「これか?」「これか?」と期待がはずれると余計に疲れるもの。
それに、強い日差しがさらに体力を奪っていく。
急峻な山道を上がっては下がり、上がっては下がりを繰り返し
ようやく「一の峰」到着。
最近運動していなかったわたしは、すでにバテバテ。
「銚子ヶ峰」〜「一の峰」〜「ニの峰」〜「三の峰」は
それぞれコースタイムで50分。
半分の三の峰まで、この上り下りをあと2回。
「これ、やばいなあ」と心の中で冷や汗。
「いける?引き返すならここやで。
この先いったら、時間的にもう帰れんくなる。」
そんな話をしながら、だいちゃんにシャリバテを指摘され
がっつりエネルギー補給。
実は今日の晩御飯担当はわたしで、
ネパールカレーを仕込んできていた。
「スパイスのいれるタイミング説明してへんし、
渡したところで作らせるん酷やなあ。
いや、一緒にカレー食べたいし。」
という気持ちがなによりもわたしを先に進ませていたことは
終わったから話せる話。(山飯大事・・・)
そっからというもの、だいぶ調子回復。
「ニの峰」を通過。このころはすでに楽しんでる。
途中には「水呑釈迦堂跡」という遺跡がある。
水分の残りがすでに少なくなっていたので、ここで急遽給水することに。
「水がのこりあった方が、気持ちも楽やろ?」
その通りでした。
しかし、この水スポットは夏には枯れていることも多いらしく、
いつもあることを期待するのは危険だそうですよ。
「三の峰」の手前には「三の峰避難小屋」が。
このあたりはニッコウキスゲが見頃でとても美しかった…!
避難小屋には、別ルートできた登山客がわらわらと集まっていました。
そのおじさんやおばさんたちとお話しをしながら長めの休憩。
避難小屋の内部はこのような感じ。
ここに一泊して別山にのぼられる方が多いのだとか。
そんな過ごし方も、いいなあ。
三の峰到着!
再びいくつものピークを越えると、ひらけた場にさしかかりました。
「別山平(べっさんだいら)」といわれるところだそう。
お花もたくさん咲いていて気持ちよすぎて、思わず寝っころがる・・・
石徹白のひとたちに話をきいても、白山と並ぶほどの人気スポット。
この天国な場所に身をおいて疲れが回復!ここはまだ折り返し!さあ先をいそごう!
(後編に続く)