TREKKING /// 和田山雪原ハイク

2016-04-11

天気が崩れるなんていう噂をはねのけ、
青い空のもと、石徹白の白山中居神社に集合。

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石徹白に限った話ではありませんが、
「山に入る」という行為は
もともと畏れ多いものだとされていたことから
その前に、神社で清め祓いをしてもらう風習が
生まれたとのこと。
参加者代表による玉串の奉納もさせていただき、
山に登る前の静かな時間をもちました。

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「ここでお参りしたから大丈夫、
というのではなく、
山に入ってからも気をつけながら、
お互いに扶け合いながら、
安全に帰ってきてくださいね。」と、
禰宜(ねぎ)さんに声をかけてもらいました。
いつもとはすこし違う心持ちで、いざ、出発!

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はじめは、土が見えていた林道も、
次第に長靴が埋まるような雪道に。
くねくね、くねくねと続く林道は、
地図でみると結構長いのですが、
お話をしていると、進むものですね。
道中は、石徹白のことは大抵語れる!?
杉山先生に、興味深い話をたくさん伺いました。

神社から出発して約2時間、
「お腹がすいた〜」という声も出る中、
ようやく和田山に到着!
一気に開ける視界!
真っ白な世界に映える青い山々のパノラマ!
人工物が見えない開放感!
このギャップに一同感動 X )
さっきまで列になって動いていた参加者が、
ふわっと、列をはなれ、
思い思いに歩きはじめたのが印象的でした。

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それくらいの、開放感と異空間。
ふと見下ろせば氷の張った池!
ここは和田小池といって、
大蛇や龍が住んでいたという民話があるそうですよ。

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まだ11時前だったので、
お昼ご飯の前に一遊び。

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今日のサプライズは「凧揚げ」。
「野伏岳にむかって凧をあげるのって
本当に気持ちがいいんだよなー」
という言葉をきいてから、
いつこの光景にであえるのか、
すごく楽しみにしていた私。
おとなもこどもも、
というか、むしろおとなの方がハマるという。
「お昼ご飯たべるよー」と呼びかけても
一向にかえってこないお父さん。
こんな一幕、いつぶりだろう。
いいもんですね。

わたしたちが雪の中で遊んでいる間、
ガイドのだいちゃんは豚汁を準備!
葱や一味など気の利いたスパイスで
お腹も心も、満足度がぐぐぐっとアップ!
野伏岳や薙刀(なぎなた)山を正面に
おいしいお昼の時間でした。

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食べ終わった順に、また遊ぶ。
凧揚げ、そりすべりに、お散歩。
凧揚げがうまくなって、
糸の長さがぐんと伸び、
見ているだけでも楽しい時間。
集合写真もとりおさめて、
1時半すぎに下山開始。
最後には「せっかくだからお礼参りにいこうよ」
ということで、再び白山中居神社へ。
今年度、みなさまもいいスタートをきれますように!

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「はじめまして」からはじまった参加者同士、
帰りには人生相談も飛び交うように?!
半日マジック!これも、アウトドアの魅力ですね。
これにて、残雪期のツアーは終了。
今後は春山や沢のイベントを楽しみにしていてくださいね。